【ライブレポート】会心ノ一撃、1周年記念ワンマンライブ

2018年5月7日(月)、会心ノ一撃が東京・渋谷WWWにて1st ANNIVERSARYワンマンライブ「ライブのタイトルを考えるのって難しいから嫌なんですけど、大切な一周年だから頑張って色々考えてみたんです。…でも、やっぱり難しかったです。」を開催した。


様々なアイドル、音楽関係者は『会心ノ一撃のライブはすごかった』

操神莉乃はTwitterにて、以下のような告知をしていた。


『来ないと絶対後悔するよ。

この日だけは私達にください』


この言葉を信じ、この日のワンマンライブを楽しみにしていたファンは少なからずいることだろう。


この日はあいにくの雨、そしてGW明けの月曜日だったが、開演前から会場には多くのファンが集まっていた。

会心ノ一撃のライブは写真の撮影、動画の撮影が可能あり、カメラ好きにはとても嬉しい。事実、一眼レフカメラ、スマホなどの動画録画機材を持ったファンも多く見られた。

オープニングSEと共に真っ白のTシャツやパーカーを一枚羽織り、白の統一感のある衣装を身に纏って、白装束メンバーが登場。


ワンマンライブの一曲目は『killer tune』で幕を開けた。

激しいサウンドのイントロに合わせて、真っ暗なステージが照明の激しいフラッシュが点灯した。

宮城みやもはその間、トレードマークの旗を振り回し、続けて『blank』『bleach』と続き、メンバー紹介のMCを終え、新曲『water song』を披露した。

そして『サーチライト』では会場のボルテージが上がり、オーディエンスからのコールとフリで、会場の一体感は増していった。

高まったテンションと共に6曲目の『っ!!』へと続き7曲目に代表曲『stargazer』を披露。

『stargazer』ではファン全員が空高く手をあげ、楽曲の世界観をより一層高めた。

拍手喝采からのMCでは、緋乃愛がこの1年のグループの成長を語った。

8曲目の新曲『なみのね』は宮城みやもが初めて作詞したという、シューゲイザー風の楽曲で会場を魅了した。

△宮城みやも


続く9曲目の『ペルスネージュ』はしっとりとした切なく力強い楽曲で会心ノ一撃というグループのポテンシャルの高さを感じた。彼女たちの1stシングル『jelly fish』ではオーディエンス全員がサビで手を掲げ、幻想的な照明と相まってメンバーはまるでファンの海を浮遊する海月のようであった。

そしてエモーショナルな楽曲『残響』と続き、『グッバイ』ではオーディエンスからのコールで会場の盛り上がりは最高潮を迎えた。

そして最後の曲は『朱』

緋乃愛が「ありがとうございました。会心ノ一撃でした。」とつぶやいた。再度、大きなトレードマークの白い旗を振り回し、宮城みやもが「離さないでよ」とシャウトして本編の幕を閉じた。


拍手喝采、醒めぬ熱気からすぐさまアンコールとなった。そして、待雪アイリがデザインしたワンマンライブ限定Tシャツに着替えてメンバーが再登場した。

Tシャツに描かれたイラストは待雪アイリ曰く「ゲロを吐いてる」とのこと。また、虹色に描かれたそれにそれぞれメンバーの好きな物が描かれており

緋乃愛=サメ

宮城みやも=メロンパン

待雪アイリ=ウサギ

操神莉乃=チョコ(好きな物がよくわからないからLINEで好きなものを聞いたらインコ、ほうじ茶ラテと返ってきたが、描けないからいつも楽屋で食べているチョコに落ち着いたらしい)

とのこと。

会心ノ一撃ならではの”こだわり”を見せた解説だった。

△待雪アイリ


そして待雪アイリから大切なお知らせ(!?)があり、5月19日から会心ノ一撃は活動休止期間に入るというものだった。

緋乃愛はソロデビュー、操神莉乃はド地底アイドル、宮城みやもミュージシャンになる…というのは彼女の冗談で、真相は待雪アイリが3週間の教育実習に行くためお休みをするということだった。

△緋乃愛


緋乃愛が「今日くらいはありえないぐらい声出してもいいと思いますよ~~?」と会場を煽り、ファンの熱いコールと共に『グッバイ』『water song』『jelly fish』を披露。1回目のECを終えた。

△操神莉乃


緋乃愛と操神莉乃が旗を跨いで魔法のホウキに見立て、登場し2回目のアンコール。

「アンコールありがとうございます!同じ曲しかないけどいいですか?」とフォーメーションに着き、本編と同様に『サーチライト』、『朱』を披露し、最高に熱かった約1時間半の公演に幕を下ろした。

終演後のMCでは、手売りチケット入場者を対象に、待雪アイリが描き下ろしたメンバーの似顔絵のプレゼントの抽選を行いイベントは終了した。

関係者が口を揃えて言っていた『会心ノ一撃のライブはすごかった』、

操神莉乃が『来て絶対に損はさせないので少しだけ私たちのために時間をください。最高の時間にします。』ということの意味を理解できた気がした。

数多くのイベントに精力的に参加している彼女たちは更に大きな会場でパフォーマンスを披露していることだろう。

彼女たちの”会心撃”はまだまだ終わらないように思える。その”会心撃”が多くの人にとって大きな”一撃”になるのは時間の問題かもしれない。その日が来るまで楽しみにしているーー。

「現在、待雪 アイリが教育実習で先生の活動をしている為、会心ノ一撃は活動休止中。6/11に新宿MARZにて復帰ライブを開催。また、6/16~17は名古屋にて『mistFES2018』、6/30にはフジさんのヨコにてTIFの出場をかけたアザレコ決勝ライブ、7/7~8にアイドル横丁祭り2018に出演予定。」


セットリスト

SE

1. killer tune

2. blank

3. bleach

-MC-

4. water song(新曲)

5. サーチライト

6. っ!!

7. stargazer

8. なみのね(新曲)

9. ペルスネージュ

10. jelly fish

11. 残響

12. グッバイ

13.朱

(アンコール1)

14. グッバイ

15. water song(新曲)

16. jelly fish

(アンコール2)

15. サーチライト

16. 朱


取材・文・撮影◎山口賢人

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